大阪電気通信大学

葬儀のマナーや歴史を知ってもらうことを目的としたカルタの制作“葬儀マナーカルタ”

制作経緯  

 私は以前、母方の祖父の一回忌に両親がインフルエンザで出られなかったため、家の代表として出席したことがあります。その際、こういった場でのマナーを知らなかったため親戚の方々に助けられながらなんとか役目を果たせました。この経験を通し、今後、葬儀に参列することなども考え、最低限の葬儀のマナーを学ぶことを目的としたカルタを制作したいと考えました。

ゲーム概要

 このゲームは、葬儀のマナーについて学ぶカルタです。

ランダムに読み上げられる読み札に合った取り札を取り、その枚数を競います。取得した取り札の裏面には、読み札の補足説明やなぜそのようなマナーになったのかが書かれており、それを取得者が読み上げることで、理解を深めてもらえるよう工夫しています。多くの種類の取り札を取得し、楽しみながら葬儀のマナーについて学んでもらいたいと考えています。

  • ジャンル :カードゲーム
  • 対象年齢 :15歳以上
  • プレイ人数:2人以上
  • プレイ時間:20分以上

内容物

  • 取り札:35枚
  • 読み札:35枚
  • 説明書:1枚
読み札
取り札
説明書

ゲームルール

【ゲーム準備】

  1. 取り札をシャッフルし、左下に数字が書かれていない方を表向きにしてゲーム参加者全員がとりやすい場所にばらばらに配置します。
  2. 読み手となる人を決めます。
  3. 読み手は、読み札をシャッフルし、読む文字が書かれている方を見やすいようにして持ちます。

【ゲームの流れ】

  1. 読み手が読み始めたら取り札から対応する札を探し、「はい」と言いながら取ります。
  2. 取り札の裏面、左下に書かれている丸の中の数字が読み札と一致していれば正解となり、その取り札を取得できます。取得した人は、裏面に書かれている説明を読み上げます。取得した取り札が間違っていた場合、お手付きとなります。取った札を元の位置に戻し、一回休みとなります。全員がお手付きとなった場合は、一回休みは取り消されます。
  3. (1)~(2)を取り札がなくなるまで繰り返します。

【ゲーム終了】

  1. すべての取り札が無くなればゲーム終了です。
  2. ゲーム終了時に取り札を最も多く獲得していた人が勝者になります。
準備完了後の様子

テストプレイでの感想

 家族(父、母、妹)の3人に遊んでもらい、以下の感想を得ました。

  • 今までに知っていたマナーについての裏付けになった。
  • ルールがカルタとほとんど変わらないのでわかりやすく、知らないマナーを学ぶのに適している。
  • 読み札が簡潔でわかりやすい。

作者プロフィール

荻田 真義

総合情報学部 デジタルゲーム学科

教育コンテンツデザイン研究室

コメント


ナナ氏2022-02-06T02:04:06

カルタのデータ配布があれば嬉しいなと思います。

シンギ2022-02-13T13:48:12

現在、準備しておりますので、再度、お返事します。