テーマ
眠っている間の夢の中に起こる出来事の突飛さ、無意識の記憶が混ざってできる世界観をアニメーションで表現する
作品概要
Live2Dを利用した2DCGアニメーション(2:57)
世界観・意識したこと
「夢=記憶の整理」というのを念頭に置きながら演出を考え、制作を進めました。 眠っている自分の記憶が整理されていくにつれ、夢の中の要素はどんどん減っていきます。
自分自身、今までの制作活動ではあまり派手で目立つ色使いはしてこなかった為、最後の制作である卒業制作では鮮やかな色使いにも挑戦しました。


Live2Dでのアニメーション制作
制作には主にLive2Dを使用しています。
Vtuber等フェイストラッキングを利用した用途ではよく知られていますが、映画等アニメーションで使用されていることはまだ一般的ではありません。(実際にはLive2Dを使用したアニメーションは制作されていますが、Vtuber等の用途に比べてまだ少ないです。)
そこで、今までに学んだ手描きアニメーションや2DCGの知識を活かしつつ、Live2Dでのアニメーション制作を行いたいと思いました。
エフェクト作成やカラーグレーディングはAfterEffectsで行なっていますが、それ以外のアニメーションは全てLive2Dで制作しています。
基本的には各シーン1枚原画があり、それをモデリングしてアニメーションをつけています。
モデリングでは難しい箇所も多くありましたが、原画作成の時点でモデリングを想定して作成していたため、比較的問題なく作業を行うことができました。

アニメーションでは不自然な動きにならないよう、動きの緩急やブレーキ・予備動作を意識して作業を進めました。

全てのアニメーションの制作をLive2Dで行うのは初の試みでしたが、手描きのアニメーションに比べて作画枚数は圧倒的に少なく、また、原画のテイストを維持したアニメーションの制作を行うことができました。
制作までの経緯
制作の背景
大学内の課題や学外での趣味などで、MVだったり、動画投稿の活動をしてる方のエンドカードの動画をつくったりなど、色々とアニメーション制作を行ってきました。
そのため、卒業制作でも集大成としてアニメーション制作を行いたいと考えました。

制作前に行なったこと
Live2Dの使用経験があまり無かったので、本制作に入る前に理解を深めるためにいくつか別の作品を制作していました。
基本的なモデリングや揺れ物の物理演算だったり、実際にアニメーションのワンシーンのようなものを制作してみたり、AfterEffectsと合わせて使用してみてどういった感じになるかなどを試していました。



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使用音源
BGM :MusMus 効果音:OtoLogic、効果音ラボ、DOVA-SYNDROME
KISHI KAORI2022-02-12T12:09:25
キャラクターデザインは個性的で世界観の確立ができたと思います。完成度の高い作品です。
HB18A0702022-02-12T13:11:59
作品の閲覧、嬉しいお言葉をいただきありがとうございます!
からあげ2022-02-05T17:11:03
尊敬します!
夢の混沌とした世界観の表現。夢の「記憶の整理」という機能の表現。それらに集中できるキレイなアニメーションとストーリ構成。
今までの積み重ねから来るクオリティの高さだと思いました。
今後の作品も楽しみです。
HB18A0702022-02-05T20:51:43
作品の閲覧、並びに嬉しいお言葉をいただきありがとうございます!