テーマ
「コロナの孤独感」を「トラウマを抱えた孤児達と街に蔓延る怪物」で表現しました。
作品概要
・Live2Dを用いた長編アニメーションのPV(長さ2:12)
・設定資料集
※本作品はプロモーションビデオと設定資料集のみとなっており、実際にアニメ制作は行っておりません。
制作経緯
コロナによって人と会う機会が減り、孤独を感じる場面が増えたのをきっかけに、孤独や先の見えない不透明さをホラーというジャンルで表現することに決まりました。
作品内容
タイトル:HIDE AND HEIDE
(Hide=隠れる Heideハイデの花言葉「孤独」)
孤児院にいる4人の男女を中心に、街に隠された秘密を解き明かしながら、怪物たちに占拠されてしまった街から逃げ出すストーリー。 各キャラクターにトラウマがあり、特定の事象に過剰に反応する。
設定資料集
https://drive.google.com/file/d/11XdK9gBrz60dJt5U0mV1FIk3zendVTiV/view?usp=sharing
当ページでも設定資料集の紹介をしておりますが、URLに飛んでいただいた方が文字が見えやすく此処には掲載していない内容もございますので、よろしければこちらもご覧ください。
世界観

一見平和そうな街であるが、貧困差はかなり激しく治安が悪い二面性を持っている。
儀式の失敗によって街の人々が化け物に変わり、コロナによって生活が変化しコミュニケーションが取れない世界を表している。

街の地形は森に囲まれており、閉鎖的な所である。
物語の中でキャラクターが乗り越える試練としてトラウマを設定した。それぞれがトラウマを抱えており、特定の状況下で過剰に反応してしまう。
話の流れ
1.グランツたちが施設の儀式に気がつく。
2.尾行して行くが、途中で見つかり、儀式の生贄にされる。
3.儀式が失敗し、住民は消え怪物たちが街にはびこる。
4.怪物たちを避けつつ、街の外を目指す。
5.途中でオアマンドが施設と繋がっているのではと疑心暗鬼になる。
6.オアマンドが施設員の生き残りを殺害。
7.街の唯一外につながるトンネルへと向かう。
8.しかし、トンネルに入ると怪物が後ろから追ってくる。
9.トンネルの出口に、隣町の猟師のおじいさんが居て、子供達に気がつき、後ろから追って来ている怪物を撃ち倒す。
〜END〜
キャラクター説明

トラウマ【孤独】
引っ込み思案な性格で常に物静かながらも、物語の中で徐々に前向きな性格になっていく。チームを引っ張る光となる存在である。

トラウマ【火事】
反抗期でカッコつけたがりな性格。主人公達の中で一番勇敢で、正義感の強い子のため、よくオアマンドとぶつかることがある。

トラウマ【お酒】
わががままで素直になれない女の子。それも彼女自身の弱い部分を人に見せないためである。しかし、物語の中でゆっくりと主人公達に心を開いてゆくことになる。

トラウマ【?】
物語のキーキャラクター。孤児院の古株でありながら、街の闇に気がつき独自で組織の破壊をしようと潜入していた。主人公達に同行中もそのことが言い出せず、正義感の強いルイスと衝突する。
設定資料集 表紙

イラスト集

右下のキービジュアルは、動画内であまり描かれていない、各キャラクターの過去をメインにデザインしました。
Live2D 制作過程
Live2D制作は、以下の2点を意識して制作しました。
・画面を賑やかにするために動かせるものは動かし、できる限り大きく(見えるように)動かす。
・時間短縮のために省ける工程は省く。
紙を拾うシーン

14個にパーツ分けしています。第二関節と第一関節はLive2D側で調節すればごまかせると思ったので、パーツ分けしていません。
モーションパーツは主に、 指・腕・紙・影 の4つで分けました。指は曲げる瞬間に画像の並び順を変え、指を紙の後ろに回り込むようにしています。紙は 垂れ・上下移動 で分けて動かし、離れるにつれて影が薄くなるように透明度を下げています。
ルイスが消防隊員に止められるシーン

23個にパーツ分けしています。本来はもっと細かくパーツ分けすべきと思いますが、時間短縮のためにある程度まとめてパーツ分けしました。
モーションパーツは主に、 紙・目・口・体 の4つで分けました。消防隊員は、金髪くんの動きに合わせて手を引っ張られるように動かしています。
制作者コメント


クレジット
BGM・SE:Storyblocks
使用ソフト:Clip studio、After Effects、Live2D、Photoshop
設定資料集:イラストAC
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