大阪電気通信大学

世界地理を入り口として政治に興味をもってもらうことを目的としたテーブルゲームの制作 “すごろく世界旅行記”

制作経緯 

家族や友人はあまり選挙に行かず、政治に対して興味関心が低いと感じています。その原因は、普段何気なく見聞きしているニュースに出ている地形や地名を知らないことだと考えました。そこで、世界の地理を入り口として政治に関心を持ってもらい、その大切さに気づいてもらいたいと思いゲームを制作したいと考えました。

目的 

本制作の目的は,楽しみながら世界地図を学ぶことのできるカードゲームを制作することです。世界地理を初めて学ぶ中学生や、習ったことがあっても忘れてしまったり、自信がない方に遊んでもらいたいと思っています。

ゲームの概要

プレイヤーは3つのコマをSマスからスタートさせ一周させます。合計3つの駒を一周させると勝利になります。道中のマスには、地名や地域名が書かれており、そのマスの特徴に合わせたイベントなどが発生します。また、カードを使用することでも様々なイベントが起こるようになっており、そのカードにも地名や地域名を入れて盤面上に描写仕切れない情報を補完しています。対象年齢など、概要は以下の通りです。

ジャンル :すごろくゲーム

対象年齢 :中学生以上

プレイ人数:3〜4人

プレイ時間:45〜60分

制作したもの

カード32枚、盤面1枚 を制作しました。カード、盤面はすべて Inkscape を使用してデータを作成し、厚口の両面マット紙に印刷しました。

まとめ

友人にプレイしてもらったところ、「カードを使ったり複数のコマを使うのは斬新だった」、「都市や運河の位置を知ることができた」など好意的な感想を得られました。 このことより、楽しみながら世界地理を学ぶゲームを制作するという目的は達成できたと考えています。

しかしながら、今回は盤面に国の名前をつけませんでした。世界地理を覚えてもらいたいので、地図などですぐに確認できる国の名前は入れない方がよいと判断した結果ですが、地形などが国の成り立ちに大きく関わっているため必要不可欠な要素であると考えています。これは今後の課題としたいです。

作者プロフィール

田中 康太郎

田中 康太郎

総合情報学部 デジタルゲーム学科

教育コンテンツデザイン研究室

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